こんにちは。フリーランスITエンジニア2年目のアジです。
「フリーランスになると自分で営業して案件をとらないといけない」「営業が苦手な人は会社員のままのほうがいい」フリーランスについてこんなことが言われることもありますが、これは大きな勘違いです。
今はフリーランスITエンジニア専門のエージェントがあり、開発案件はエージェント経由で面談ができ、エンジニアはただエージェントに登録してそこから気に入った案件を紹介してもらえばいいだけです。自分のスキルに合って希望単価を満たしてくれるような案件を紹介してくれます。
エージェントを活用して仕事が取れるのであれば独立するハードルがかなり下がりますよね。
この記事では、フリーのITエンジニアが活用したいフリーランスエージェントを徹底比較し、おすすめのエージェントのみを厳選してご紹介します。実際に私が利用したエージェントの感想も書いています。記事後半にはエージェント選び・案件選びの注意点も解説しますので、是非最後までご覧ください。
- フリーのITエンジニアに特化したエージェント
- 週5案件・週2~3の副業案件別のおすすめエージェント
- エージェントを利用した感想・手数料など
- エージェント選びの注意点
【現役エンジニアおすすめ】ITエンジニア向けフリーランス専門エージェント
週5日フルコミット案件がメインのエージェント3選
geechs job| 迷ったらここ!エンジニアからの信頼度ピカイチ
運営会社 | ギークス株式会社 |
案件数 | |
平均年収 | 約820万円 |
手数料 | 非公開 |
対象地域 | 関東圏・ 関西圏 ・ 愛知 ・ 福岡・リモート |
メリット | ・面談・フォロー体制が丁寧 ・エンド直請けの高単価案件が豊富 ・福利厚生サービス「フリノベ」で健康診断・各種割引が受けられる ・税金セミナー・勉強会も豊富 |
デメリット | ・週2~3の副業案件はあまりない ・手数料は非公表 |
これからフリーランスになるならまずは登録しておきたいのがギークスジョブ。サポートが丁寧で登録後の面談時に細かくスキルセット・希望案件詳細を伝えて案件を紹介してもらうことができます。エンド直請けの高単価案件が豊富なので、同じ案件でも別のエージェントより高い報酬が出ていたという話も多いです。
手数料は非公開ですが、提示される単価はちゃんと相場通り。エンド直請けの案件が多いので余計なマージンが取られずその分フリーランスに還元されるので高単価になりやすいです。実際に、稼働しているエンジニアの85%が年収840万円といわれています。
実際に私がフリーになってまず登録したのがギークス。私の周りのフリーエンジニアの評判もダントツに高いです。高単価ながら手数料が高くないこと、案件の豊富さ、面談の丁寧さなど総合的な評価が高く、安心して利用できるサービスです。
面談が丁寧なこと、エンジニアに寄り添うようなサポート体制がとても好感です。一方ギークスは週5日程度のフルコミット案件がメインなので、副業案件の場合紹介ができないこともあります。メインの案件用のエージェントとして利用するといいでしょう。
- 高単価案件が豊富
- 案件・単価・手数料など総合的なエンジニアからの評判がピカイチ
- メイン案件のエージェントとしての利用がおすすめ
Midworks|正社員並の福利厚生・安心感が欲しい方に
運営会社 | 株式会社Branding Engineer |
案件数 | |
平均年収 | 約860万円 |
手数料 | 案件ごとに共有 |
対象地域 | 関東圏・関西圏・リモート |
メリット | ・福利厚生が充実している(会計ソフトの無料利用など) ・ブランク期間の給与保障がある ・エンド直請けの高単価案件が豊富 |
デメリット | ・週2~3の副業案件はあまりない ・地方案件は少ない |
Midworks 給与保障や必要経費(勉強代や交通費)の支援など、正社員並みの福利厚生が特徴のフリーランス専門エージェント。フリーランス協会に加入できたり、専門家への税務・法務相談も可能になります。とくに注目なのが案件が途切れてしまった際の給与保障制度(審査あり)。急な契約解除にも安心して生活を送ることができます。
またMidworksの利用者は、クラウド会計ソフトfreeeの個人事業主向けスタンダードプランまたは弥生会計のベーシックプランを無料で利用する事ができます。年間15,000円ほどの会計ソフト費用を節約できるのは大きいですね。
充実の福利厚生に加え、案件の紹介・面談時も手厚いサポートがあり、独立直後のフリーランスでも安心して仕事を探すことができます。もちろん案件自体も豊富で様々なスキルセットのエンジニアが活用しています。福利厚生が充実している分、副業案件ではなくメイン案件のエージェントとして利用するのがおすすめです。
- 正社員並みの福利厚生
- 給与保障制度(審査)がありブランク期間があっても安心
- 独立直後の初心者フリーランスの最初のエージェントとしておすすめ
レバテックフリーランス|圧倒的な知名度と案件数
運営会社 | レバテック株式会社 |
案件数 | |
平均年収 | 約860万円 |
手数料 | 案件ごとに教えてくれる |
対象地域 | 関東圏・ 関西圏 ・ 愛知 ・ 福岡・リモート |
メリット | ・圧倒的な案件数・利用者数 ・エンド直請けの高単価案件が豊富 ・参画後のサポートが充実 ・手数料を教えてくれるなど透明性が高い |
デメリット | ・手数料が割高なことも ・週2~3の副業案件はあまりない |
利用者数・知名度とも業界No1のフリーランス専門エージェント。週3〜5日の案件が豊富で、平均年収は約860万円と業界最高水準。自分に合った案件を探すためにも、取り扱い案件数はエージェント選びで最も大切にしたいポイントです。「専門性の高いスキルをもっている」「駆け出し期間を抜けたばかり」「スタートアップから大手まで幅広く探したい」といった様々な状況のエンジニアに合う案件が見つかるでしょう
私も含め周りのフリーエンジニアが必ずといっていいほど利用したことがあるレバテック。ギークスと同じくまずは登録しておきたいエージェントの1つです。一方私の知人からはサポート体制が不十分だったという声も。きちんと自分からも意見を言うようにして担当者とのコミュニケーションをとっていきましょう。
レバテックフリーランスではテクニカルカウンセラーとフォロワーの2人でサポートをしてくれます。テクニカルカウンセラーは案件を紹介や商談の日程や条件の調整をし、フォロワーは業務の疑問点やメンタル面のサポートをしてくれる担当者です。次の案件まで見据えて担当者に相談できるのは嬉しいですね。
- フリーエンジニア専門エージェントとして知名度No1
- エンド直請け高単価案件が豊富で平均年収が高い
- メイン案件のエージェントとしての利用がおすすめ
週2~3の副業案件の取り扱いが豊富なエージェント2選
Findyフリーランス| スタートアップに特化・副業案件も豊富
運営会社 | ファインディ株式会社 |
案件数 | |
手数料 | 非公開 |
対象地域 | 首都圏・リモート |
メリット | ・スタートアップ案件に特化 ・週2~3の案件が豊富 ・フルリモート案件が豊富 |
デメリット | ・案件数はあまり多くない ・週2~3案件は競争率が高い |
最近広告も多く人気の「Findy」、正社員の転職サービス以外にフリーランスに特化したエージェントサービスもあります。Findyの特徴としてはGithubアカウントを連携させて技術スコアをAIを使い採点するサービスがあります。自分の市場価値がどのくらいなのかを可視化することができるので、フリーのエンジニアなら一度は利用したいサービスです。
Findy フリーランスはフルリモート・週2~3の案件が豊富なので、メイン案件にプラスする副業案件としての利用価値が非常に高いです。もちろん週5のフルコミット案件も多数あります。ただしフルリモート・週2~3の案件は競争率が非常に高いので、いい案件があればすぐに挑戦できるように自ら情報をキャッチしていく姿勢がポイントになってきます。
私が副業案件を探すのに利用したのがFindy。週2~3の案件をたくさん紹介していただきました。ただし、やはり競争率も高く、週2~3といえど平日日中できる人のみ、週5で来れる人が優先など、案件獲得まではいきませんでした。担当者の質はとても高く、業界の裏話・現実的なお金の話などの会話ができたので満足度は高かったです
Findyはエージェントでありながらマッチングサービスのような位置付けになります。エンジニアは企業と直接契約をするので間にFindyが入ることはありません。一方で請求書はFindyが発行を代理します。こういった契約のため手数料はとっていないと言われました。
- フルリモート・週2~3の案件が豊富
- サポート担当者の質が高い
- 平日夜、土日稼働の案件もある
ITプロパートナーズ | フルリモート・週2-3案件といえばここ!
運営会社 | 株式会社Hajimari |
案件数 | |
手数料 | 非公開 |
対象地域 | 首都圏 |
メリット | ・リモート案件・週2〜3日案件が豊富 ・エンド直請けの高単価案件が豊富 ・スタートアップやベンチャー企業の案件が豊富 |
デメリット | ・手数料は非公開 ・地方の案件は少ない |
ITプロパートナーズ も週2〜3日、フルリモート可能な案件が豊富で、副業案件用のエージェントしても利用価値が高いサービスです。ブロックチェーンなどWEB3関連の案件の取り扱いもあり、新しい技術に挑戦したいエンジニアからの人気が高いです。
週2、3日から参画できる案件数は業界でもトップクラス。ほとんどがフルリモート案件です。ITプロパートナーズはエンド直の案件がメインなので高単価な案件が多いです。
私も登録していますが、担当者の方がまめに連絡をくれて、現在の案件の状況などを確認してくれます。スタートアップ案件が豊富で聞いているだけで面白そうな開発技術を採用している企業さんの紹介が多い印象。Findyとおなじく週2-3案件は競争率も高いのでスキルシート・ポートフォリオを充実させ自分をアピールしておくといいです。
副業案件がトップクラスといえどFindyと同じく週2、3案件は競争率は非常に高いです。平日日中働ける方が優先されたり、週2の案件は少なかったりと、メイン案件を既にとっている人からすればやはり好都合な案件をとるのは大変です。メイン案件を少しでも融通がつくように調整したり、自分から担当者にアクションをとるなど積極的な姿勢をとっていくようにしましょう。
- エンド直の案件が多く高単価
- 週2〜3日OK、フルリモートの案件がほとんど
- スタートアップならではの面白い技術案件が豊富
現役エンジニアが教えるエージェント選びの注意点
エージェントの信頼性をよく確認すること
上で紹介したエージェントの場合は数多くの実績があり問題はありませんが、数あるエージェントの中でもぼったくりのような手数料を取る悪質なエージェントもあります。自分が思っていた金額より少なく振り込まれたり、最悪振り込まれずに音信不通になることも考えられます。実際に知人が利用したことがある、信頼できるエンジニアが紹介しているなど信頼できるエージェントかどうかきちんと見極めましょう。
手数料などの費用をよく確認すること
エージェントを使う以上、仲介手数料はかかります。手数料の平均は10~20%と言われています。
手数料が単価から引かれて提示されている場合が多いですし、提示額からさらに引かれる場合もあります。エージェントが営業を代行してくれている費用であり、面談などのサポート・福利厚生費などのサービス費用なので適切な手数料は払うべきですが、「適切かどうか」をきちんと見極めましょう。
- 面談時に案件の手数料を確認すること
- 提示された金額は消費税込みなのか・別なのか
- 単価の振込はいつなのか・残業した場合の扱いはどうなるか
金銭的なことは聞きにくいですが、ちゃんと確認してから紹介を受けるようにしましょう。
業務未経験ではほぼ案件はとれない
「業務未経験でもOK」と書かれていることが多いですが、実際面談を受けようとすると断られたり案件がすごく少ないというケースが多いです。業務未経験の場合はエージェントではなくクラウドワークスなどで実績を積んでポートフォリオを作成しておいたり、フリーランスではなくSESなど未経験OKの会社に入社して経験を積むことをおすすめします。
私自身は未経験からSESで2年半勤務してから独立しました。最低1年程度は実務経験を積んでから利用するようにしましょう。
リファラル案件獲得のため繋がりを作っておくこと
エージェントを活用すると面倒な営業や手続きをエージェントが代行してくれるメリットはありますが、やはり手数料分手取り額は低くなります。エージェントだけではなく、知人や仲間との繋がりから信頼できる案件がとれるように繋がりを作っていくように意識しておきましょう。
私自身もPMをしている知り合いから今の案件を紹介してもらいクライアントと直契約をしています。信頼できる会社であれば支払いの滞りなども起きにくいですし、クライアントの担当者に直接単価交渉することができます。自分の仕事をよくわかっている人に直接評価してもらうのはとてもいい機会です。
- 普段から仕事仲間との交流を大切にする
- 案件を探していること・自分の興味のある技術について伝えておく
- セミナーなど新しいフリーランス仲間との出会いの場所に参加する
など普段から繋がりを意識して仕事していきましょう。
まとめ
この記事ではITエンジニアにおすすめのフリーランス専門エージェントを紹介しました。
ほぼ全てのフリーランスエンジニアが利用しているエージェント、独立したらエージェントから案件をとることが第一選択になります。コネや繋がりがなくても独立して大丈夫です。面倒な営業はエージェントにまかせて開発に専念して技術力をUpしていきましょう。